スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スキップ

こんばんは。
3連休も今日で最後だね。
どうしてる?
私は基本的に家の中で過ごそうと思ってます。

今日は何の話をしようかな。
タイムスリップの話の続きをしよう。
「君の名残を」より小規模なタイムスリップ

北村薫「スキップ」
17歳。高校生の主人公が、夕方のうたたねから目を覚ます。
すると自分の姿が中年女性になっている。
17歳の魂は時を越えて42歳の自分の体に飛び込んでしまったらしい。
そこにはもちろん42歳の自分の生活がある。
高校の国語の教師。
母親。妻。
事情を半信半疑ながら理解した娘と夫の協力で、
高校生の魂のまま、教師としての学校生活がはじまる。

17歳の少女としての恋を、42歳の自分として、手放すときの言葉が好きだ。
好きだと本気で言ってきた少年に、自分の気持ちを隠して言うのだ。

「いくらあなたが、私を好きでも、わたしが江戸時代の人間だったら、
どうすることも出来ないでしょう。それと同じことよ。
そのずれが、もうちょっと小さく起こったの」


タイムスリップなんかしなくても、小さなズレは起きる。
「もっと早く出会いたかった。」
そういう言葉。
私はそういう「もし~れば」ってことを考えるのが苦手で、
安直に「そうだね」とも言えなくて、
「もっと早かったら、あなたと知り合うことすらなかった。」って
着地点のない答えを返したっけ。


ズレは、小さくて、選択の自由が残されている。
17歳の少年との恋を取ることだって、
大変だろうけど、できるのだ。


主人公は17歳以降から今までの「知らない自分」が歩んできた道への信頼、
はぐくんできたものへの責任とを、大切にしたのだと思う。

どちらが正解。ということはない。

けれど、主人公の誠実さ、潔さにあこがれる。

私もそうありたい。
なんて、きれいごとかな。
きれいそうなことを言うのは、怖いよね。

だって、現実はもっと真心と打算がぐちゃぐちゃに入り混じってて、
決して常に完全にきれいではいられないもの。

だからこその憧れかなって思うよ。


今日も読んでくれてありがとう。
最近本の話ばっかりだね。
違う話もしたいんだけど、今、ぐちゃぐちゃつながりで
芦原すなおさんの「スサノオ自伝」のことを思い出してしまってます。

読んでくれて、ありがとう。
夏の日を楽しんで過ごしてね。
じゃあ、また。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

 みほ

Author: みほ
生きる日のよろこび、悲しみ。
一日一日が新しい彩りをもって
息づいている。
(By岡本太郎)

本と植物のお話が中心です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。